基本設計決定までに大まかな予算検討を

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設計案をもとにしながら施主の重だわり」を実現する
間取りは非常に重要です。←こちらのサイトからいろいろな間取りを参考にできます。
第2章と第4章をお読みいただければおわかりのとおり、基本設計が決まるまでには、何回もの打ち合わせを経て、何種類もの設計案が検討されることになります。私の事務所では、こうした具体的な打ち合わせをしながら、同時に予算の検討を進めることにしています。なぜなら、予算を決定するためには、その家の設計案が重要なカギを握ってくるからです。たとえば同じ床面積であっても、家の形が四角形なのかL字型なのか、あるいはコの字型なのかによって、屋根や外壁の面積が違ってきますので、当然のことながらコストも違ってきてしまうわけです。ただし、ここで家の形一つひとつの設計案に対し、コストがいくらかかるといった説明をしていたのでは、話がまえに進まなくなるということはすでに述べたとおりです。そこで私の事務所では、基本設計が決まるころに、全体の予算を施主に提示することにしています。そのために、だいたいの設計案が決まり、家のスケッチや模型などが出てくるころに、施主にはショールームを何回か見学してもらい、設備機器の内容やグレードを決めてもらうことにしています。そして、施主のこだわりの部屋、こだわりの材質、こだわりの設備などを聞き出し、その全体像を把握するように努めます。このような手順を踏んで、基本設計が決まるころに全体の予算を提示すれば、打ち合わせがスムーズに進行するだけでなく、上手に施主の希望を取り入れることが可能になるのです。